神輿を彩る飾り金物(大鳥・小鳥・瓔珞・風鐸・台輪の飾りなど)や金箔の細かい部分(囲垣や鳥居・階段・扉についている飾りなど)を全てはずします。汚れている部分は磨き、変形・破損部分は綺麗に直します。また、どうしても直せない部分に関しては新しいものと交換します。 また、鍍金(メッキ)は一旦全て落としてから、新しい鍍金をかけ直します。
神輿に使われている木材を全て取り外します。 斗組み(屋根の下について屋根を支えているいる組み上げられた木片)や彫刻も全て一片一片解体します。全ての木材は新品に取り替えることなく洗浄し、新品同様になるまで綺麗にします。彫刻のヒビや割れなども補修し、余程のことがない限り、新しいものに取り替えるということはありません。 神輿に使われる木材であるケヤキは丈夫な反面、暴れることが多く、永い間風雪に耐えてきた木材は小さな一片たりとも無駄にすることは出来ないのがその理由です。 また、古来より育まれてきた"もの"を大事にする気持ちが、こうした全ての部品を丁寧に修理していつまでも使用できるようにする技術を発達させてきました。
屋根周りは特に目立つ部位です。漆や塗装・鋳物や飾り金物などを直すと印象が大きく変わります。 漆は一度全て落としてから再度塗り直します。
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